マンションで犬を飼う時に気をつけるべきことは

マンション

 

少し前まではマンションで犬は飼えないところが多くありましたが、近年ペット可の物件も随分と増えてきてワンちゃん好きにはうれしいことですね。

 

ワンちゃんがいると寂しくない、ペットショップで一目ぼれ、命の大切さを学べるなど色んな理由で飼うことがあると思いますが、隣との距離が近いマンションでは犬によるトラブルなどがあるのも事実です。

 

こんなはずじゃなかった、なんて残念なことにならないようにマンションで犬を飼うときの注意点や基礎知識などお役に立てる情報をまとめました。

 

ペット可能マンションの探し方

ペットとくつろぐカップル

 

まず大前提ですが、ペット可のマンションを探さなければいけません。ペット禁止のマンションで内緒で飼っていてバレてしまうと、契約違反でペットをどうにかするか退居するかを迫られることになります。

 

ワンちゃんが部屋で鳴くとバレないかとヒヤヒヤ、イライラしてしまいますし、堂々と散歩にも行きにくくなります。

 

ワンちゃんも飼い主さんもストレスなく暮らすためにも必ずペット可のマンションを探しましょう。

 

ペット可には2つの住居スタイルがある

ひとつは通常の物件に「ペット可」をつけただけのもの。ペットを飼うことに配慮された作りは何もありません。

 

築が新しくきれいな物件もありますが、中には古くて借り手がつかないのでペット可にしたところもあります。

 

ペットを飼う前提の部屋ではないので、音や臭いが近隣とのトラブルにならないように注意が必要です。

 

家賃はは通常の1〜2割ほど高く設定されているところが多いです。

 

もうひとつはペットと暮らすことを前提に設計された「ペット共生型」の物件です。こちらはペットと人が気持ちよく暮らせる住空間が作られています。

 

ペット専用のくぐり戸、玄関のリードフック、脱臭器、足洗い場などさまざまな工夫がされています。

 

滑りにくい床やドッグランなどワンちゃんが喜ぶ設備も充実しています。また壁が防音なのでペットが鳴き声のトラブルもありません。

 

入居するほとんどの人がペットを飼っているので気が楽、コミュニケーションが取れていいなど人とペットが楽しく過ごせる住居になっています。

 

家賃はペット可マンションのさらに1〜2割り増し、敷金が高めのところが多いです。

 

ただこういった物件は増えてきているもののまだ都心部が中心です。都心から少し離れるとなかなかこういったマンションはないので、これからもっと増えていってほしいですね。

 

ペット可マンションを探す

もともと物件数が少ないペット可マンション。なぜ少ないのかというと物件に匂いがついたり、鳴き声などの音で近隣とのトラブルが起こりやすいからです。

 

マンションオーナーとしてはそういったトラブルはできるだけ避けたいものなので、物件数自体が少ないというわけです。

 

ペット可の物件はネットや不動産屋で探すのが主になります。さらに、飼うこと自体はOKでも「小型犬に限る」「多頭飼いはダメ」などさらに細かく条件がつけられているケースもあります。

 

そんな数少ない物件からさらに立地や間取り、築年数など条件を絞って探すとなるとなかなか見つからないのが現状です。

 

そこでおすすめしたいのが優先順位を決めることです。絶対に譲りたくない条件から当てはめていき、ある程度妥協するほうが見つかりやすくなります。

 

「駅からは少し遠いけど広い間取りを優先したい」「築年数はたっているけど立地を一番に考えたい」などですね。

 

中型・大型はダメ?マンション飼い向きの犬種

シベリアン・ハスキー

 

ペット可のマンションでお互い様とはいうものの、鳴き声や生活音はやはり気になるもの。

 

もし今からワンちゃんを飼おうと思っているのなら、ワンちゃんの見た目だけでなく習性なども考えて飼うといいと思います。

 

チワワはとても可愛くて人気がありますが、警戒心が強く体が小さいので相手より大きく見せようとする傾向がありよく吠える犬とされています。牧羊犬やテリア系などもよく吠える犬種です。

 

しかしよく吠える犬種であっても個々の性格も違いますし、一概に言えないのも事実です。飼い主さんがリーダーになり、愛情をもってしつけをすれば無駄吠えはあまりしなくなります。

 

 

マンションは隣同士が近いこともあり、音でトラブルが起きやすくなります。

 

リビング全部をワンちゃんの好きにさせるのでなくハウスを作ってテリトリーを決めてあげると、飼い主さんの外出中も安心して過ごすことができ無駄吠えがなくなります。

 

マンションで中型犬・大型犬は?

物件によってはペット可でも「小型犬に限る」といった条件があるところもありますが、そうでなければ中型犬も大型犬も飼えます。

 

ただ中型犬・大型犬にとってマンションは決して広いとは言えません。まして走り回るのが大好き、遊びが大好きな犬種だとストレスを感じてしまうことも。

 

毎日朝夕の散歩や休日の公園やドッグランなどでしっかり体力を使わなければ、まだ走りたい、遊びたいという欲求が無駄吠えになってしまうかもしれません。

 

愛犬にストレスを与えないためにも、近隣の住民とトラブルにならないためにもそういったことをしっかり考えて飼うことがとても大切です。

 

マンション向きの犬種

トイプードル

可愛らしい見た目から大人気のトイプードルは聡明で運動能力も高いワンちゃんです。抜け毛が少ないので毛の生え代わりの時期に部屋中が毛だらけになることもありません。

 

また、体臭がすくないのも部屋飼いに適しています。人に従順で家族以外の人にも上手に接することができます。

 

シーズー

シーズーは活発な面と穏やかで落ち着いた面の両方を持ち合わせています。

 

基本的におおらかな性格で子供に上手に接することができます。小型犬ですががっちりした体格で運動をしないと太りやすくなるので、毎日の散歩が必要です。

 

ヨークシャー・テリア

ヨークシャ・テリア(ヨーキー)はとても賢く勇敢で無駄吠えが少ないのが特徴です。

 

毛が抜けにくいことでも有名ですが、そのきれいな毛並みを維持するためにもブラッシングはこまめに行います。

 

フレンチ・ブルドッグ

癒し系の代表フレンチ・ブルドッグ。非常に活発で利口なワンちゃんです。多少いびきをかきますが無駄吠えが少なく室内犬に向いています。

 

愛想もよく誰とでも仲良くなれる性格です。暑さに弱いので、夏の室内温度に気をつける必要があります。

 

ポメラニアン

遊び好きで好奇心旺盛、元気いっぱいのワンちゃんなのがポメラニアン。

 

甘えん坊ですが自立心にも富んでいてあまり留守番を苦にしない一面もあります。運動が大好きなので散歩は朝夕10〜15分を目安にします。

 

パグ

フレブルと同じく癒し系のワンちゃんです。可愛らしい見た目に反して頑固なところもあるので、パピーのころからきちんとしつけることが大切です。

 

好奇心旺盛で家族以外の人でもすぐ仲良くなれる可愛い性格です。

 

攻撃的なことはなく小さな子供がいても一緒に暮らすことができる室内犬に向いたワンちゃんです。

 

室内で飼う時に必要なもの

トイプードル

 

室内で飼う場合でもサークルやゲージを設置し、ワンちゃんが安心して過ごせる場所を用意してあげます。

 

ハウスは安心できるところだと理解すると、お留守番も無駄吠えせずにお利口さんに待つことができます。

 

床は滑りやすく、足腰を痛めてしまうこともあるのでカーペットやマットを敷きましょう。ゲージの中にベッドを用意しておくとワンちゃんもぐっすり眠れますね。

 

給餌器と水入れはいつも清潔に保ちます。底の浅いもの器と深い器があるのでワンちゃんにあったものを選びます。

 

遊びやしつけに使うおもちゃも必須です。ワンちゃんが飲み込んでしまわないようにある程度の大きさで丈夫なものを与えます。

 

おもちゃで遊ぶことでストレス発散になったり、飼い主さんとのコミュニケーションに役立ちます。

 

掃除道具はローラータイプの粘着テープやウェットティッシュなどがあればさっと掃除ができて便利です。

 

抜け毛や食べこぼしでカーペットにノミやダニがついたら大変です。清潔な状態を保てば匂いなどもあまり気にならないので、こまめに掃除しましょう。

 

室内犬の必需品
  • サークルやゲージ
  • カーペットやマット
  • ベッド
  • 毛布・ブランケット
  • 給餌器・給水機・フードストッカー
  • おもちゃ(ボール・ボーン・ロープ・知育トイなど)
  • ローラー(粘着テープ)・ブラシ・ウェットティッシュ・消臭グッズ

 

こんなトラブルに注意!

トラブルに悩む女性

 

マンションで犬を飼っていると近隣の住民とトラブルになることもあるかも知れませんが、それ以外にワンちゃんの問題行動によるトラブルも考えられます。

 

隣との距離が近い分、飼い主として気をつけなければいけないことをまとめました。

 

近隣住民とのトラブル

このケースで一番のトラブルはやはり音とニオイではないでしょうか。

 

インターホンの音に反応する、飼い主が帰ってきたら興奮して吠える、来客時に吠えるなどの無駄吠えは小さいころからしっかりとしつけておきます。

 

ワンちゃんが走り回ったり飛び跳ねたりすると下の階に響くかもしれません。床に防音マットを敷くなどしましょう。

 

臭いに関してはベランダにトイレを設置しないこと、排せつの後始末をきちんとするなどで防げます。

 

また絶対にしてはいけないのがマンション共有部分である廊下や階段などでおしっこをさせないことです。

 

少しくらい、後で水で流すからと飼い主さんは思っていても、ほかの人は嫌な気持ちになっているかもしれません。みんなが気持ちよく入れるように共有部分では特に気を使わなければいけません。

 

トラブルを避けるために気をつけること
  • 無駄吠えしないように子犬のころからしつける
  • 下の階に響かないように防音マットを敷く
  • 部屋にハウスを作り、犬が安心して休める場所を作る
  • ベランダでトイレをさせない
  • 排せつの後始末をきちんとする
  • 犬のウンチをトイレに流さない。
  • 共有スペースでおしっこをさせない
  • 共有スペースでは抱っこかキャリーケースが好ましい

 

わんちゃんのストレスを和らげるためには

疲れた犬

 

ワンちゃんがストレスを感じてしまうと吠える、人や物に噛みつく、排泄、自傷行動などさまざまな問題行動をおこします。

 

そうなると飼い主のほうにもストレスがたまり、ワンちゃんといい関係が築けなくなってしまいます。

 

「疲れた犬は良い犬だ」これはイギリスの有名なことわざです。

 

現在飼い犬として飼われているワンちゃんのほとんどはもともと狩猟犬や番犬、救助犬、ソリ引きなど人間の役に立つための使役犬です。

 

ワンちゃんは人からさまざまな作業を与えられ、それらをこなすことが大きな喜びつまりストレス発散になっていました。

 

ところが現在のワンちゃんたちはすることがないいわば「失業」状態にあります。

 

これではワンちゃんはストレスが溜まってしまうのも仕方のないことなので、飼い主さんはワンちゃんのストレスを発散させる方法を考えなければいけないのです。

 

その方法はやはり散歩やボール遊びです。ワンちゃんが十分に疲れるまで遊んであげることでストレス発散になります。

 

たくさん運動して疲れるとワンちゃんは水を飲んですぐ寝ます。出来ればこれを1日2〜3回、特に運動量の多いワンちゃんはしっかりしてあげないと問題行動につながってしまうのです。

 

もちろん小型犬でもずっと室内にいるとストレスがたまります。20分程度でいいので散歩をさせるようにしましょう。

 

記事のまとめ

近年は犬より猫を飼う人が多くなっていますがワンちゃんは昔から人と共存してきた動物です。

 

人と関わることが大好きですし、飼い主さんをリーダーと認めれば従順に言うことを聞き、コミュニケーションを取ることもとても上手です。

 

その一方しつけが甘かったり、犬がリーダーと勘違いさせてしまうとさまざまな問題を起こしてしまいます。

 

マンションで飼う場合は特に気を付けたい音とニオイ。どちらもしつけと飼い主のマナーで周りの住民とトラブルは防げます。

 

ワンちゃんも家族の一員としてコミュニケーションを大切にすることで、ストレスも軽減されてその結果隣人とのトラブルも起きる可能性が低くなります。