犬にとっておやつは必要?

おやつを食べる犬2匹

 

ワンちゃんを飼い始めて思うことは何でしょうか。今までペットがいなかったのが信じられないくらい可愛いとか、思っていたより手もお金もかかるなどでしょうか。

 

それ以外にペット用品の数の多さに驚いたことはないでしょうか。今はショッピングモールにもペットショップやペットグッズのお店がありますね。服も首輪もリードもおもちゃも本当にいろいろあります。

 

わが子同然に可愛いワンちゃんにかわいい服を着せたり、オリジナルなグッズをつけたりするのは楽しいですよね。

 

グッズもそうですがおやつも一昔前に比べてたくさんの種類があります。昔は、わんこのおやつと言えば牛皮で出来た骨の形をしたホワイトミルクガムや牛のひづめ、豚の耳などが定番でしたが、最近はジャーキーやビスケット、ボーロなど色んなタイプのおやつがあります。

 

人から見ても美味しそうなおやつをワンちゃんにあげると喜んで食べますね。近頃はおやつの与えすぎでカロリーオーバーになり肥満になってしまうワンちゃんもいます。

 

総合栄養食であるドッグフードを食事にあげるから、栄養は十分に足りているのでは?と思いませんか。ワンちゃんにとっておやつはどういう役割をもっているのか、おやつは必要なのかを調べました。

 

犬にとっておやつとは?

 

骨状の犬のおやつ

人間なら午前10時や午後3時に食べる間食ですね。

 

特に一度に食べる量が少ない子供にはおやつ=お菓子ではなく、食事と食事の間に捕食として食べる意味合いがあります。

 

食事では足りない栄養を間食で補うということです。

 

ワンちゃんの場合、成犬なら1日1〜2回適量の総合栄養食のフードを与えていれば、栄養的にはおやつを必要としません。

 

おやつをあげなくても栄養は足りているので、健康に生きられます。あくまでも嗜好品ということです。

 

ですが特に家の中で飼っているワンちゃんだと、人間がおやつを食べているときに欲しがる、おやつをあげないのはかわいそうと思ってしまいます。おやつは美味しいですからワンちゃんも喜んで食べます。そうしておやつなしではいられなくなってしまうのではないでしょうか。

 

おやつは人と犬とのコミュニケーション

飼い主さんによっておやつのあげかたはそれぞれだと思います。毎日あげるのか、しつけの時などにご褒美としてあげるのかいろいろありますね。

 

おやつのあげかたに決まりはありませんので、いつどのようにあげるかは飼い主さんの自由ですが、おやつは人と犬のコミュニケーションを担っていると言えます。

 

しつけなどが上手にできた時のご褒美にあげるのはよく知られていることです。犬は物事を覚えるのに報酬(おやつ)と結び付けて覚えます。

 

飼い主の言うことを出来たらおやつがもらえると覚え、おすわりやマテなどができるようになるので、飼い主とのコミュニケーションにとても役立ちます。

 

おやつのデメリット

 

骨のおやつをたべる犬

人と同じでおやつの食べすぎはよくありません。おやつでおなかがいっぱいになり、その後の食事が食べれないなんてことがないようにしなくてはいけません。

 

一般的におやつは添加物が多い傾向があります。香料や着色料で美味しそうに演出されていたり、腐りにくくするためにおすすめできない保存料が使われていたりします。

 

人工添加物は体に良くないので、使っていないに越したことはありません。しかし市販のおやつのほとんどに添加物が入っているし、また添加物を入れないと商品にできない原材料ってどんなだろうと思います。

 

安いから、人気商品だから買うのではなく、パッケージの裏の原材料を見て愛犬の健康に害を及ぼさないか考えて購入したいですね。

 

牛のひづめは安心?

おやつの定番の牛のひづめ。天然素材なので安心感はありますが、破片が胃腸を傷つけることもあります。

 

ワンちゃんが食べてとがった部分が壊れてきたら、新しいものなどに交換しましょう。また食べるのに時間がかかり、途中で放置した場合は衛生的によくないので処理しましょう。

 

やはり肥満に注意!

 

おやつをあげるにあたって特に注意したいのが肥満です。おやつは1日の必要エネルギーの20%以内にすることが大切です。

 

家族のみんながいろいろなおやつをあげていたら、ワンちゃんは間違いなくカロリーオーバーになってしまいます。肥満犬にさせないためにも、家族でおやつのルールを作るといいでしょう。

 

おやつ当番を決める

1日に何人もの人がおやつをあげないように、月曜日はパパ、火曜日はママ、水曜日は子供という風に決めると与えすぎを予防できます。

 

与えるおやつもひとつに決め量にも気を付けます。おやつは量よりも飼い主さんからもらえるという喜びが大きいので少なくてもいいのです。

 

おやつ代わりにフードを与えても

すでに肥満になっているワンちゃんやおやつの添加物が心配な場合は、フードをおやつの代わりとして与えるのもおすすめです。おもちゃのコングの空洞部分にフードを詰めて与えると、すぐに食べれないので時間がかかり、少量で満足度が上がります。

 

注意することは1日に与えるフードの中からおやつとして数粒与えることです。たとえ少しでもカロリーはあるので肥満のワンちゃんにあげる場合は気を付けます。

 

飼い主以外の人からもらう場合

散歩中にほかの飼い主さんからおやつをもらう機会もあるかもしれません。そんな時には持参したおやつを飼い主さんに渡してあげてもらってはどうでしょうか。

 

そうするといつものおやつでワンちゃんも安心ですし、飼い主さん同士の関係もカドが立ちにくいですね。

 

人間のおやつは与えてはダメ

ワンちゃんに人間のおやつは絶対に与えてはいけません。味が濃すぎますし、犬に不必要なものが入っているからです。ワンちゃんの健康にもいいことはありません。

 

小さい子供がいる家庭では、ワンちゃんが勝手に食べてしまったりできないように管理に注意してください。

 

栄養面で見るとあげなくてもいいおやつですが、ほとんどの家では何らかのおやつを与えていると思います。人とのコミュニケーションに役立つこともありますし、しつけに使うこともあります。

 

何より嬉しそうに美味しそうに食べているのを見ているのはこちらまでうれしくなりますね。おやつはワンちゃんの健康のためにも量を守って与えることが大切ですね。

タイプ別・おやつの栄養

犬のおやつは実にいろいろな種類があります。個々のワンちゃんで好みのおやつがあるでしょうし、小型犬向き、大型犬向きなどに分かれている場合もあります。

 

コミュニケーションとしても役立つおやつですが、栄養価はどれくらいあるのか?気になるカロリーなどおやつのタイプ別に調べました。

 

ガム

 

おやつの定番のガムですが、形も昔からある骨型や棒状、デンタルケア用などさまざまです。

 

骨型

犬の骨型ガム

牛皮を使用した噛みごたえばっちりのガムです。あごが鍛えられる上、ストレス解消や歯の汚れの除去などにもおすすめです。

 

サイズはS、M、L とありワンちゃんの大きさにあったガムが選べます。約350Kcal/100gとカロリーはわりと多め。栄養はたんぱく質が多くを占めています。

 

骨型は牛皮の他豚の皮もあり、形も骨型だけでなくリング状や薄くて食べやすい板状もあります。さらに、魚のすり身で作られた柔らかめのフィッシュガムは幼犬やシニア犬にぴったりです。

 

棒型

犬の棒状ガム

どちらかというと小型犬向きのおやつです。歯垢除去などのオーラルケアも兼ねているものが多く、素材は牛皮、豚皮、魚のすり身を使用。

 

食べやすいようにバナナ味などフルーティに加工したり、柔らかめにしたものが多くあります。一本が小さいのでカロリーも気にならず、ダイエット中のワンちゃんにもおすすめです。

 

ジャーキー

 

犬用ジャーキー

犬のおやつの定番ですが、中には添加物で着色したものもあります。値段と人気商品に惑わされず、パッケージの裏の原材料もしっかりチェックしておきましょう。

 

数年前に中国産ジャーキーを食べた犬が病気になったという報告が相次ぎました。が原因が特定されていないため、現在も中国産のジャーキーは売られており有名ブランドも例外ではないので注意が必要です。

 

安価なジャーキーは原材料が「肉類」であることが多かったり、柔らかさを出すために保潤剤を使用している場合もあります。

 

肉類とは?

肉であることは間違いないが、肉以外の皮や筋肉、骨などいろいろ混ざっているのが「肉類」。生肉ではないので決して安心とは言えません。

 

安価で大量に入っているドッグフードやおやつの多くは肉類になっているので気を付けたいところですね。

 

美味しさを演出するために香料が使用されているものも多いですが、逆に言うと匂いでごまかしていると言えます。

 

人工添加物が入っていても少しなら無害ですが、毎日ずっと与えるのは愛犬の健康にいいとは言えません。やはり原材料のチェックが大切ですね。

 

ジャーキーの種類はささ身やビーフが多くあります。カロリーは低脂肪を謳っているささみジャーキーで約300Kcal/100gあります。決して低カロリーとは言えないジャーキーもあるので与えすぎには注意ですね。

 

ボーロ・ビスケット・せんべい

 

人間用と同じようなおいしそうなおやつなのがボーロ類。

 

商品によってはアレルギー症状の出やすい乳製品や小麦を使用していることも。もし、何らかの症状が現れた場合はすぐに使用を中止します。また肉系のおやつではないので食いつきがよくないこともあります。

 

ボーロ

犬用ボーロ

馬鈴薯でんぷんを原材料とし口どけがいいのが特徴です。中には砂糖が入っているものもあり、カロリーも約360Kcal/100gと結構高いので一日の給与量をきちんと守ることが大切です。

 

卵を使用しているボーロもありアレルギーも心配されるので、初めて食べさせるときは、食べてからしばらく様子を見て何もなければ食べさせても大丈夫です。

 

またのどを詰まらせたり、上あごにひっついてしまうこともまれにあるので、食べ終わるまで見守ってください。すぐ新鮮な水が飲めるようにしていくことも忘れないようにします。

 

ビスケット

犬用ビスケット

原材料が小麦粉であることが多く、小麦アレルギーをもつワンちゃんには向きません。ボーロ同様糖類が入っているので与えすぎに注意です。

 

低アレルゲンビスケットもあります。ポテトやサーモンなどの魚を使っていて、小麦アレルギーのワンちゃんも食べれます。愛犬にあったビスケットで楽しくおやつをあげれるといいですね。

 

おせんべい

何となく低カロリーで健康的なイメージのおせんべい。原材料もうるち玄米や小麦粉や魚を使ったものなどいろいろあります。

 

かたくちいわしを使用したじゃこせんべいはDHA/EPAを豊富に含んでいて栄養もばっちりです。せんべいをそのままの大きさで与えると、子犬や小型犬の場合、のどに詰まらせる可能性があるので、小さく割って与えます。

愛情いっぱい手作りおやつ

ワンちゃんにとってもお楽しみのおやつ。喜んで食べてくれるのは嬉しいですが、中にはあまり体に良くない添加物が入っているおやつもあります。

 

少しの量なら全く問題ありませんが、毎日毎日そういうおやつを与えるのはワンちゃんの健康面であまりいいとはいえません。

 

せっかくドッグフードに気を使っている飼い主さんも、もしかしたらおやつは盲点になっているかも知れません。

 

手作りおやつは手軽に始められる

 

手作りごはんは少しハードルが高いように思いますが、おやつなら気軽に始めれます。さまざまなレシピもありますので、飼い主さんとワンちゃんのお気に入りのおやつ見つけてはどうでしょうか。

 

手作りおやつの良さはいろいろあります。安全で安心なのはもちろん、ワンちゃんの好きな食材で作ってあげれる、量を調節しやすいなどです。

 

定番おやつのジャーキーは比較的簡単に作れます。これも手作りならではで、ワンちゃんの好みに合わせて硬めにしたり、柔らかめにしたりできます。

 

原料はささ身、牛肉、まぐろや生鮭などいろいろな種類で作ることができます。

 

ボーロもおやつのい定番ですね。ジャーキーほど手軽ではないですが、こちらも手作りできます。プレーンやかぼちゃ入り、さつまいも入りなど応用も効きます。

 

市販のボーロだと糖類が多く入っていますが、手作りなら量を調節できますし、形も自由に作れます。ワンちゃんだけでなく飼い主さんも一緒に食べれるおやつなので仲良く分けっこできます。

 

もう一つお手軽でおすすめなのはドライベジタブルです。

 

かぼちゃやさつまいも、人参、りんごなどをスライサーなどでうすくカットし、オーブンで水分が飛ぶまで焼くだけです。

 

乾燥しているので傷みにくく、ちょっと遠くへお出かけするときのおやつとしても役立ちます。またフードの上に細かくしてふりかけてあげてもおいしく食べれます。

 

気をつける点は保存がきかないことです。保存料が入っていないので、一週間で食べきれるくらいの量を作ります。おおよそですが冷凍保存の場合は約一ヶ月ほどです。

 

手作りおやつは愛犬のため

 

手作りおやつを始めたきっかけは何ですか。安心なおやつをあげたかった、アレルギーがあったから、誕生日などの特別な日だったからなどいろいろあると思います。

 

どんな理由でも最終的な思いは「ワンちゃんのため」ですよね。その思いはきっとワンちゃんに伝わっていると思います。

 

犬は習性で目の前にある食べ物をすぐに飲み込むように食べてしまいます。「あー、作るのに結構時間かかったけど、速攻食べちゃったなー。」と少し残念に思うかもしれませんが、きっとワンちゃんにも飼い主さんの愛情は感じているはずです。

 

与えるおやつの全部を手作りにするのは飼い主さんの負担が大きいかもしれません。なので半分手作りで半分市販のおやつにするといいですね。

 

市販のおやつもきっとワンちゃんのお気に入りがあると思いますので、交代であげると違う味が楽しめて、ワンちゃんも喜びます。

 

市販のおやつを選ぶときはパッケージの裏の原材料を見て、なるべく添加物の少ないおやつを選ぶようにしましょう。

 

あまり気負いすぎず、久しぶりにおやつ作ってあげようかな、くらいの気持ちでお手軽おやつを作ってあげてください。市販のどんな高価なおやつよりもきっと喜んでくれますよ。

 

 

犬に食べさせてはいけないおやつ

基本的に人のおやつは犬に与えてはいけません。糖分が多く含まれているので、食べ続けると肥満や糖尿病などの生活習慣病になるおそれがあるからです。

 

中でもチョコレートは中毒症状を引き起こしかねないので絶対に与えてはダメです。

 

チョコレートに含まれているテオプロミンが心臓や中枢神経系を刺激し、最悪の場合死に至ることも。

 

少しくらいならいいだろうとは思わずに、どんなにねだられても与えないことを貫いてください。